毎月の電気代が高いと感じる場合は、自身と同じ世帯人数や地域における平均額をチェックし、そのうえで実施できそうな節約方法を導入してみるのがおすすめです。
この記事では、世帯人数・季節・地域別の電気代の平均額と、電気代を平均以下に節約するためのポイントを解説します。
電気代の仕組みや計算方法もまとめているので、電気代をシミュレーションしてみたいという方等もぜひ参考にしてみてください。
電気代の平均はいくら?様々な角度から解説

まずは、総務省が実施している家計調査(https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html)の2020年度の結果をもとに、世帯人数・季節・地域別の電気代の平均額を紹介していきます。
月々の電気代が平均よりも高いのか低いのか気になるという方は、以下の平均データと比較してみてください。
世帯人数別の平均額
世帯人数別の1カ月あたりの平均電気代は以下の通りです。
| 世帯人数 | 1カ月あたりの平均電気代 |
|---|---|
| 1人暮らし | 5,791円 |
| 2人家族 | 9,515円 |
| 3人家族 | 10,932円 |
| 4人家族 | 11,788円 |
| 5人家族 | 12,471円 |
| 6人家族~ | 16,003円 |
上表から、月々の平均電気代は1人暮らしの場合で5,000円程度、2人暮らし以上の世帯では10,000円~16,000円程度になることが分かります。
季節別の平均額
季節別の1カ月あたりの平均電気代は以下の通りです。
| 月 | 平均電気代(2人暮らし以上の世帯) |
|---|---|
| 1月 | 12,232円 |
| 2月 | 13,201円 |
| 3月 | 13,100円 |
| 4月 | 12,117円 |
| 5月 | 10,541円 |
| 6月 | 9,153円 |
| 7月 | 8,585円 |
| 8月 | 9,661円 |
| 9月 | 11,206円 |
| 10月 | 10,152円 |
| 11月 | 8,965円 |
| 12月 | 9,137円 |
月別の平均で見てみると、夏場よりも冬場(1月~3月)の方が平均額が高くなることが分かります。
これは、冬場はエアコンや電気ストーブといった暖房器具の使用率が上がったり、温度を高めに設定したりすることが多く、消費電力が大きくなりやすいからというのが理由です。
地域別の平均額
地域別の1カ月あたりの平均電気代は以下の通りです。
| 北海道地方 | 10,382円 |
|---|---|
| 東北地方 | 10,048円 |
| 関東地方 | 8,533円 |
| 北陸地方 | 10,324円 |
| 東海地方 | 9,300円 |
| 近畿地方 | 8,598円 |
| 中国地方 | 9,548円 |
| 四国地方 | 10,140円 |
| 九州地方 | 8,412円 |
| 沖縄地方 | 8,247円 |
地域別で見てみると、関東地方・九州地方・沖縄地方は電気代の平均額が比較的低く、逆に北海道地方や東北地方、北陸地方等では平均額が高くなっていることが分かります。
これは、冬場の電気代が高くなりやすいのと同様、寒い地域の方が暖房器具の使用率や使用期間の平均が長くなりやすいことが理由として考えられるでしょう。
電気料金の仕組み・計算方法をチェック



続いて、電気代を構成する料金の概要・計算方法を解説していきます。
一般家庭で主に契約されている「従量電灯」プランでは、以下の計算式で電気代が算出されています。
<従量電灯の電気料金=基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金>
ここでは以下の契約内容・使用状況を例にしながら、実際の料金シミュレーションを行ってみましょう。
| 契約している電力会社・エリア | 東京電力 |
|---|---|
| 契約種別 | 従量電灯B |
| 契約電力 | 20A |
| 1か月の電気使用量 | 150kWh |
| 燃料費調整額(2022年12月) | 5.13円/kWh |
| 再エネ賦課金(2022年) | 3.45円/kWh |
基本料金
基本料金は契約電力に基づいて計算される料金のことで、毎月決まった金額が請求されます。(使用量が0kWhの場合は半額)
東京電力の場合、従量電灯Bプランの20A契約における基本料金は572円です。
電力量料金
電力量料金は月々の電気使用量に基づいて計算される料金のことです。
従量電灯の場合は使用量に応じた3段階の電力量料金単価が設定されており、<単価×使用量>で料金を計算します。
| 区分 | 単位 | 従量電灯B |
|---|---|---|
| ~120kWh | 1kWh | 19円88銭 |
| 121kWh〜300kWh | 〃 | 26円48銭 |
| 301kWh〜 | 〃 | 30円57銭 |
1か月の電気使用量が150kWhだった場合の電力量料金は以下の通りです。
120kWh×19.88円=2,385.60円
30kWh(=150kWh-120kWh)×26.48円=794.40円
2,385.60円+794.40円=3,180円
燃料費調整額
燃料費調整額とは、電力の原材料(原油・石炭・LNG(液化天然ガス))の価格変動に応じて加減される料金のことです。
東京電力の最新の燃料費調整単価(2022年12月)は5.13円/kWhのため、1か月の電気使用量が150kWhだった場合の燃料費調整額は769.50円となります。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、電力会社が再生可能エネルギー(太陽光・風力・水力・地熱など)から発電された電気を買い取る際にかかった費用の一部を、契約者に負担してもらうための仕組みです。
2022年5月から2023年4月までの賦課金単価は全国共通で3.45円/kWhのため、1か月の電気使用量が150kWhだった場合の再生可能エネルギー発電促進賦課金は517.50円となります。
以上の料金を合計すると、今回のシミュレーションにおける最終的な電気代は572円+3,180円+769.50円+517.50円=5,039円になることが分かります。
電気代を平均以下に抑えるためのポイント・コツ



ここからは、電気代を平均額以下に抑えるための節約方法・ポイントについて詳しく見ていきましょう。
電化製品の使い方を見直す
以下のような方法で電気の使用量を抑えることで、月々の電気代を節約できる場合があります。
| 電気代の節約ポイント | 具体策 |
|---|---|
| 待機電力を減らす | 使っていない家電製品のコンセントを抜く 等 |
| 電化製品の手入れ | エアコンフィルターの掃除 等 |
| 設定温度の調整 | エアコンの設定温度を環境省の推奨値に合わせる(冷房28度・暖房20度) 等 |
| 古い家電の買い替え | 電力消費の激しい旧式家電から、節約を意識したエコ家電に買い替える 等 |
契約電力を見直す
単身赴任やお子さんの独立といった理由から一時的・恒久的に世帯人数が変化する場合は、家庭内の電力使用量の平均も変化することが予想されます。
月々の電力使用量の平均が大幅に減少するケースであれば、契約電力を見直すことで電気代の節約が可能です。
以下は東京電力の従量電灯Bプランにおける契約容量ごとの基本料金です。
| 契約電力 | 料金単価(1契約あたり) |
|---|---|
| 10A | 286.00円 |
| 15A | 429.00円 |
| 20A | 572.00円 |
| 30A | 858.00円 |
| 40A | 1,144.00円 |
| 50A | 1,430.00円 |
| 60A | 1,716.00円 |
例えば契約電力を40Aから30Aに下げるだけで、毎月286円も電気代を安くすることができます。
世帯人数が変化したあとも電気契約がそのままになっているという場合は、無駄な電気代を支払っている可能性が高いため、一度契約電力を見直してみると良いでしょう。
電力会社・プランを見直す
現在大手の電力会社と契約している場合は、電力自由化以降に登場した「新電力会社」への切り替えを検討してみるのもおすすめです。
新電力会社は大手電力会社から電力供給を受ける形で運営しているケースが多く、自社で発電設備を持たないことから、大手電力会社と比較して平均料金が安く設定されているのが特徴です。
ライフスタイルに応じたプランを用意しているケースや、ガス・インターネットとのセット契約で料金の割引を受けられるケース等があり、豊富なサービスから適したものを自由に選択できます。
自身の生活に合わせたプランを契約することで、年間の電気代の大幅な節約も可能になるでしょう。
おすすめの新電力【PinTでんき】
「PinTでんき」は東京電力のグループ会社が運営する新電力会社で、「Pintでんき」および「Pintガス」・「TEPCOひかり」(インターネット接続サービス)の3つのサービスを提供しています。
それぞれの契約状況に応じて月々最大7%の割引を受けられる他、割引対象となる料金の中に「燃料費調整額」も含まれる点がPinTでんきの特徴です。
他社の場合、せっかく安いプランを契約していても、燃料費調整額の増額によって最終的な料金があまり変わりないというケースも少なくありません。
一方Pintでんきであれば、燃料費調整額も含めた金額から割引が行われるため、どのようなケースでも”必ず電気代が安くなる”というのがポイントです。
近年は燃料費調整額が高騰傾向にあるため、月々の電気代が平均よりも高いとお困りの方はぜひPinTでんきへの切り替えを検討してみてください。
PinTでんきのサービス概要は以下の通りです。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 基本料金 | 286.00円(10A)~1,716.00円(60A) ※東京電力エリアの場合 |
| 電力量料金 | 第1段階(~120kWh):19.88円/第2段階(121~300kWh):26.48円/第3段階料金(301kWh~):30.57円 ※東京電力エリアの場合 |
| 料金割引 | アカウント割 |
| 主なプラン | tdinTでんきA・tdinTでんきB・tdinTでんきC・tdinTでんき動力 |
| 支払い方法 | 口座振替・クレジットカード・払込票・SMSスマート決済 |
| 違約金・ 事務手数料 |
なし |



まとめ



- 月々の電気代の平均は1人暮らしの場合で5,000円程度、2人暮らし以上の世帯では10,000円~16,000円程度
- 電気代の平均は夏場よりも冬場の方が高く、また北海道や東北等の寒い地域の方が高い傾向にある
- 電気代が平均よりも高い場合は、電化製品の使い方や契約内容・契約会社を見直すのがおすすめ
燃料費調整額の高騰等もあり、近年は電気代の平均額もやや上昇気味となっています。
電気代は毎月支払いが必要な固定料金の1つなので、定期的に平均額や契約内容をチェックし、より安く契約できる電力会社・プランを検討してみるようにしましょう。














