【電気】低圧電力と高圧電力の違いって?見直しであなたにぴったりの契約を
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低圧電力と高圧電力の概要を解説。それぞれのメリットとデメリットとは?

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    詳しくは株式会社PinTからの料金改定のお知らせについてをご確認ください。
  2. 記事記載の時期と内容が異なる場合もございますので、
    最新の料金改定はこちらでご確認ください。
  3. ご使用量によっては、各一般電気事業者(電力会社)より安くならない場合もございますので、
    ご注意ください。

電力自由化以降、電力の契約切り替えを検討される方が増えています。

見直しの際に、ご自分に合った無駄のないプランを選択するためには、それぞれの電力プランの違いを知っておくことが重要です。

この記事では、電力の中でも特に「低圧電力」と「高圧電力」に焦点を当ててその違いを解説します。

新規契約をご検討中の方、電力プランの見直しをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

低圧電力と高圧電力の違いは?3つのポイントから解説

低圧電力と高圧電力の違いは?3つのポイントから解説

ここでは、低圧電力と高圧電力の違いを3つのポイントから解説していきます。

ポイント① 契約容量の違い

低圧電力と高圧電力の契約電力・電圧の違いは以下の通りです。

低圧電力 高圧電力
電圧 直流:750V 以下
交流:600V以下
直流:750V超7,000V以下
交流:600V超7,000V以下
契約電力 50kW未満 50kW以上

※直流とは、電気が導線の中を流れるとき、その向きや大きさ(電流)、勢い(電圧)が変化しない流れ方のこと。例えば、電池に豆電球をつないで光らせたときに流れる電気がそれにあたります。

一方で交流とは、電気の流れる向き、電流、電圧が周期的に変化している流れ方のこと。具体的には、同じリズムで電気が向きを交互に変えながら流れる電気の流れ方です。例えば、家庭で利用する電気はすべて交流にあたります。

ポイント② 供給方法の違い

低圧電力と高圧電力の供給方法の違いは以下の通りです。

低圧電力

低圧電力は発電所で作られた電気が超高圧発電所から一次発電所、二次発電所、中間発電所、配電用発電を通過し、最終的に電柱の上にある柱上変圧器(トランス)を経由して各家庭や店舗に配電されます。

高圧電力

高圧電力も低圧電力同様、発電所で作られた電気が超高圧発電所から一次発電所、二次発電所、中間発電所、配電用発電を経由します。

一方で高圧電力では、柱上変圧器の代わりに、「キュービクル式高圧受電設備」という変圧器によって電力が供給されるのが特徴です。

キュービクルとは、受電するオフィスやビル、工場などの施設が独自に設置する必要がある、自家用変圧器のこと。

設置には200万円ほどのコストがかかり、設置後もメンテナンスのための固定費が必要になります。

ポイント③ 電気料金の違い

低圧電力と高圧電力の電気料金の違いは、その料金設定にあります。

低圧電力の場合も高圧電力の場合も、電気料金に関しては以下の式で求めることができます。

電気代=基本料金+電力量料金±燃料調整費+再生可能エネルギー発電促進賦課金

ただし、低圧電力と高圧電力では電力量料金の単価に違いがあり、高圧電力の方がやや安い傾向にあります。

参考として、東京電力の電力量料金単価を見てみましょう。

電力プラン 電力量料金(1kWhあたり)
低圧電力(従量電灯プラン) 19.88円~30.57円(利用段階による)
低圧電力(動力プラン) 15.80円(通常)・17.37円(夏季)
高圧電力(小口) 16.24円(通常)・17.37円(夏季)
高圧電力(大口) 15.15円(通常)・16.16円(夏季)
特別高圧電力(20kV) 14.40円(通常)・15.35円(夏季)
特別高圧電力(60kV) 14.18円(通常)・15.10円(夏季)
特別高圧電力(140kV) 13.96円(通常)・14.86円(夏季)

高圧電力の電力量料金が低圧電力と比較して安くなる原因として、商業施設やオフィスビルのように規模の大きい施設では電気使用量も多くなるため、多少電力量料金を下げたとしても十分な利益が見込める、ということが挙げられます。

どこで使われている?使用施設の違いを解説

どこで使われている?使用施設の違いを解説

低圧電力と高圧電力では、使用されている施設も違います。

ここでは、使用施設の例を紹介します。

低圧電力

低圧電力には2種類のプラン、「従量電灯プラン」と「動力プラン」が用意されています。

低圧電力の従量電灯プランは、動力プランと比較して使用電力量が少ない施設向けのプラン。多くの一般家庭でこのプランが契約されています。

一方で低圧電力の動力プランは従量電灯プランと比較して使用電力量が多い施設向けのプラン。業務用冷蔵庫や業務用エアコン、エレベーター等の機器を使用する小規模商業施設で多く契約されています。

高圧電力

高圧電力は主に法人向けに供給されています。

具体的な使用施設として、中規模な工場や大型商業施設、飲食店、美容院、病院、学校などが上げられます。

【低圧電力と高圧電力】それぞれの契約メリットとデメリットを紹介

ここでは、低圧電力と高圧電力の違いを踏まえて、それぞれの契約メリットとデメリットを紹介します。

低圧電力

メリット

低圧電力の契約メリットは、なんといってもその手軽さ。

高圧電力のようにキュービクル設置費用や維持費がかかることもないため、使用コストは基本料金と発生した電力量料金分のみとなります。

また、後ほど紹介しますが、新電力会社では、電力使用量にあわせてより細かくプランが設定されています。

自分に合ったプランを契約することで、無駄なく節約することができるでしょう。

デメリット

デメリットは、その電力量料金の高さ。

多くの電力量を使用することが予想される場合は高圧電力を契約することをおすすめします。

高圧電力

メリット

高圧電力契約のメリットは、電力量料金が安いこと。

200万円をかけてキュービクルを設置したとしても、長期的に見れば元を取ることが可能です。

デメリット

デメリットは設置費用と維持のための固定費がかかること。

キュービクルは、定期的なメンテナンスが法律で義務付けられており、多くの施設がその作業を外注しています。

高圧電力を契約する際にはこれらの費用や手間を許容する必要があります。

さらに、非常に稀ではありますが、短絡事故が発生するリスクも考えなければなりません。

キュービクルの中に水分が含まれてしまうとショートして事故につながる可能性があるので、メンテナンスを欠かさないことが重要です。

電気料金の節約なら新電力会社での契約がおすすめ

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2016年の電力自由化以降に電気の小売りを開始した新電力会社では、大手電力会社と比較して、基本料金が半額程度に設定されているところも。

さらにポイント還元サービスを行っている会社も多く、使った分だけおトクになるというのがおすすめのポイントです。

さらに、新電力会社ではお客様のライフスタイルに合わせた多くのプランを提供しているため、自分に合ったプランを選択することができ、無駄なく節約することができます。

また、高圧電力を契約中の方に朗報。

高圧電力を扱う新電力会社の中には、乗り換えを行うことで支払い先を一本化できる場合があります。その分、事務処理にかかる手間や事務員などの負担を軽減することができるでしょう。

低圧電力なら「PinTでんき」におまかせ

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まとめ

まとめ

この記事では、低圧電力と高圧電力の違いを解説しました。

それぞれの電力プランの違いを理解することで電気料金の節約にもつながるので、しっかり確認したうえでご自分のニーズに合うプランを選択しましょう。

ミナオスではプロが電気料金・ガス・水道・固定資産税といった様々な固定費の見直しをお手伝いします。

現在、電力の切り替えをお考えの方や月々の電気代でお悩みの方はぜひミナオスにご相談ください。

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