電気代をより安く契約したいとお考えの方必見!
この記事では、低圧電力の契約内容や料金の比較方法を解説。
低圧電力の新規ご契約、契約変更をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
まずは低圧電力の電気代計算方法をチェック。プラン・エリア別に紹介
電気代をシミュレーションするにあたって、まずは低圧電力の電気代計算方法をチェックしておきましょう。
低圧電力の電気代は以下の式で求めることができます。
<電気料金=基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金>
燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金については貿易統計価格や経済産業大臣によって定められるため、年度や時期によって変動します。
気になる方は契約前に電力会社の公式サイトを参照しましょう。
この記事では、電気代を比較するうえで着目するべき、基本料金と電力量料金に焦点を当てて解説していきます。
基本料金とは?
低圧電力の基本料金は「低圧電力(従量電灯B)」プランか「低圧電力(動力)」プランによって計算方法が異なります。
ここでは二つのプランに分けて解説します。
低圧電力(従量電灯B)
従量電灯Bプランは、電灯・小型機器を多く使用する方向けの電気契約プランです。
基本料金は以下の式で求めることができます。
<基本料金=基本料金単価×契約電力>
低圧電力(動力)
動力プランは、業務用機器を使用する方向けの電気契約プランです。
基本料金は以下の式で求めることができます。
<基本料金=基本料金単価×契約電力×力率>
【参考】大手電力会社の基本料金
・従量電灯プランの場合(東京電力)
契約アンペア数 | 基本料金(税込) |
---|---|
10A | 286.00円 |
15A | 429.00円 |
20A | 572.00円 |
30A | 858.00円 |
40A | 1144.00円 |
50A | 1430.00円 |
60A | 1716.00円 |
・動力プランの場合
エリア | 大手電力会社の基本料金(1kwh当たり) |
---|---|
北海道電力エリア | 1,287円 |
東京電力エリア | 1,065.90円 |
中部電力エリア | 1,144円 |
関西電力エリア | 1,078円 |
九州電力エリア | 1,012円 |
電力量料金とは?
低圧電力の基本料金は「低圧電力(従量電灯)」プランか「低圧電力(動力)」によって1kwh単価の定め方が異なります。
従量電灯プランの場合、電力量料金は使用量に応じて段階に分け設定されているのが特徴。
一方、動力プランの場合、「夏季料金」と「他季料金」に分かれて設定されています。
電力量料金を求める式は以下の通りです。
<電力量料金=使用料(kwh)×1kwh単価>
【参考例】大手電力会社の電力量料金
・従量電灯プランの場合(東京電力)
料金単価(1kwhあたり) | |
---|---|
最初の120kwhまで | 19.88円 |
120kwhを超え300kwhまで | 26.48円 |
300kwh超過分 | 30.57円 |
・動力プランの場合
電力会社 | 電力量料金単価(1kwhあたり) |
---|---|
北海道電力 | 17.67円(通年) |
東京電力 | 17.37円(夏季)/15.80円(その他) |
中部電力 | 17.01円(夏季)/15.46円(その他) |
関西電力 | 14.43円(夏季)/12.95円(その他) |
九州電力 | 17.12円(夏季)/15.43円(その他) |
「電気代を節約したい…!」そんなときの比較方法は?
電気代をよりお得に契約したいという方は、各電力会社の基本料金と電力量料金に注目して比較しましょう。
同じエリアでも電気料金に大きな差がある可能性があります。
お得に使用するなら新電力会社での契約がおすすめ
お得に電気を使用したい方は新電力会社での契約がおすすめです。
新電力会社とは、電力自由化によって電気事業へ参入してきた電力会社のことで、大手電力会社と比較して基本料金を安く設定しているところが多いという特徴があります。
中には低圧電力(動力プラン)の基本料金が大手電力会社の半額程度に設定されている新電力会社もあります。
【参考例】「レーベン電気」で低圧電力(動力プラン)を契約した場合の基本料金
大手電力会社の基本料金(1kwhあたり) | レーベン電気の基本料金(1kwhあたり) | |
---|---|---|
北海道電力エリア | 1,287円 | 643.5円 |
東京電力エリア | 1,065.90円 | 763.89円 |
中部電力エリア | 1,144円 | 560.19円 |
関西電力エリア | 1,078円 | 509.26円 |
九州電力エリア | 1,012円 | 611.12円 |
中部電力エリアや関西電力エリアについては大手電力会社の半額以下となっているため、新電力会社の方が基本料金がお得になりやすいと言えるでしょう。
ただし、基本料金が半額になる反面、電力量料金の単価が高く設定されているケースもあるため、電力会社を比較する際は双方のバランスをチェックすることが大切です。
新電力会社を比較。おすすめは「PinT電気」
おすすめの新電力は、東京電力のグループ会社が運営する「PinTでんき」です。
PinTでんきでは、アカウント割引という独自の割引を実施しており、電気の使用量に応じて最大7%の割引を受けることができます。
この割引は燃料費調整額も対象となるため、“PinTでんきを契約すれば必ず料金が安くなる”という点が他社と比較したときのおすすめポイントです。
また親会社が東京電力であるため、経営が比較的安定しており、倒産などのリスクが少ない点もメリットです。
サイトや業者を利用して電気代をシミュレーションしよう
電力会社を比較する際、シミュレーションサイトを活用して電気代を計算することができます。
様々な電力会社が自社のシミュレーションサイトを運営しているので、ぜひ活用してみてください。
さらに本格的に電気料金の見直しを行いたい場合は、見直し・最適化を専門に行うプロの業者に相談するのもおすすめです。
株式会社ミナオスでは、電気料金の見直しをはじめ、ガス・水道・固定資産税といった各種固定費の見直し・最適化提案を行っています。
1,000万円以上の大幅なコスト削減を実現した例もあるので、固定費の節約方法でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
【まとめ】低圧電力の契約内容を比較するには?料金をシミュレーションしてみよう
この記事では、低圧電力の契約比較方法をご紹介しました。
低圧電力の新規契約や契約変更をお考えの方は、ぜひ契約前にご自分で料金をシミュレーションしてみましょう。
契約容量を計算する方法は以下のページを参考にしてみてください。