月々のガス代が高いとお悩みの方は、日々の節約と合わせて契約の見直しを実施してみるのがおすすめです。
この記事では、世帯人数別の平均的なガス代と、ガス代の節約に効果的な“契約見直し”の方法を解説。
キッチンやお風呂など、日常に取り入れられる簡単な節約術もまとめて紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
ガス代は現在の30％以上安くできる！
総務省が実施している家計調査（https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html）の2021年度の結果において、世帯人数別の1か月あたりの平均ガス代は以下の通りとなっています。
| 世帯人数 | 1か月あたりの平均ガス代 |
|---|---|
| 1人暮らし | 3,001円 |
| 2人暮らし | 4,330円 |
| 3人暮らし | 4,930円 |
| 4人暮らし | 4,882円 |
| 5人暮らし | 4,883円 |
| 6人暮らし～ | 5,213円 |
上表から、毎月のガス代として、1人暮らしの場合は3,000円程度、2人暮らし以上の世帯では4,500円～5,000円前後の費用がかかっていることが分かります。
現在のガス代が平均額よりも高いという場合は、このあと紹介する契約見直しや日常の節約術を活用し、ガス代の削減に向けた取り組みを行っていきましょう。
特に契約見直しによる節約は効果が高く、日常の節約術と組み合わせることで30％以上のコストダウンを実現できる可能性もあります。
また、季節別の平均ガス代・地域別の平均ガス代など、ガス代の平均に関するより詳細な情報を知りたい場合は、以下の記事をご参照ください。
【意外と簡単】契約周りのガス代の節約方法5選
ここからは、ガス代を節約するための具体的な手段・方法について解説していきます。
まずは契約中のガス会社・プランや支払い方法など、契約面に関する見直しのやり方を詳しく見ていきましょう。
節約術①ガス会社を切り替えよう
ガス会社は種類が非常に多く、各社から提供されている料金プランにも様々なものがあります。
引っ越してきたときに契約したきり内容を見返していないという場合は、より現在の生活スタイルに合わせたガス会社・プランに切り替えるのがおすすめです。
特に、都市ガスの自由化が認められる以前（2017年以前）にガス契約を結んでいる場合、契約するガス会社を見直すだけでも大幅な節約に繋がる可能性が高いでしょう。
また、結婚や就職などで世帯人数が変化する場合も、家庭全体の生活スタイルが大きく変わる可能性が高いため、ガス契約の見直しにちょうど良いタイミングと言えます。
節約術②電気・ガスのセットプランが特にお得
ガス会社はそのままで、契約するプランのみを見直すことも可能です。
最近では電気やインターネットとセット契約を結ぶことで、一定の割引を受けられるケースが増えています。
セット契約ならガス代の節約になるだけでなく、各種固定費の支払いを1つにまとめられるために家計管理がしやすくなるといったメリットも期待できるでしょう。
節約術③プロパンガスなら都市ガスへ切り替えよう
現在プロパンガス（LPガス）を契約しているという方は、都市ガスへの切り替えを検討してみましょう。
地域によっても異なりますが、基本的にはプロパンガスよりも都市ガスの方が安く契約できます。
プロパンガスから都市ガスに切り替えることで、月々のガス代を半額以下に抑えられるケースもあるので、一度契約内容を確認してみると良いでしょう。
プロパンガスと都市ガスの違いについては、別記事「ガス代の平均はいくら？一人暮らしや世帯人数別料金まとめと節約術を解説」で詳しく解説しているので、こちらも合わせてご参照ください。
節約術④オール電化に切り替えよう
電気・ガス・灯油のそれぞれに料金を支払うのが面倒な場合は、オール電化に切り替えてしまうのも1つです。
こちらもケースバイケースではありますが、電気・ガス・灯油を使用する場合と比較して、オール電化の方が年間5万円以上安くなる場合もあります。
現在プロパンガスを契約していて、地域の都合で都市ガスの契約が難しいといった場合には、都市ガスの代わりにオール電化を選択肢に加えてみても良いでしょう。
節約術⑤支払いはクレジットカードで
ガス代の支払いを口座振替や払込票で行っている場合は、クレジットカード払いに変更するのがおすすめです。
クレジットカード払いの場合、余計な手数料がかからないだけでなく、カードのポイント還元を受けられるといったメリットがあるため、お得にガス代を支払うことができます。
暮らしの中の節約術25選を大公開
続いて、日々の生活に取り入れられるおすすめの節約術をご紹介します。
キッチンやお風呂など、ガス代は様々なポイントにかかってくるので、1つ1つ意識しながら実行してみましょう。
キッチン編
流しのお湯やガスコンロなど、キッチン周りに関するガス代の節約術は以下の通りです。
| 節約術 | 備考 | |
|---|---|---|
| 1 | ガスコンロを掃除する | バーナー部分の穴を掃除することで、熱効率があがりガス代の節約になる |
| 2 | 食器洗い乾燥機を使う | 電気代＋水道代で考えると、手で洗い物をするよりも節約になる |
| 3 | 浸け置き洗いをする | 手で洗い物をする際は、洗い桶などで浸け置き洗いをすることで、使うお湯の料を減らせる |
| 4 | お湯の温度を低めに設定 | 手で洗い物をする際は、お湯の温度を高くしすぎないようにする（特に冬場） |
| 5 | 野菜の下準備はレンジで！ | 野菜の下準備をガスコンロから電子レンジに切り替えることで、年間約3,000円の節約が可能 |
| 6 | ガスコンロは中火が基本 | 炎が鍋底からはみ出さない程度の火加減を意識する |
| 7 | 落とし蓋を利用する | 調理の際はなるべく落とし蓋や鍋蓋をして、調理時間を短縮する |
| 8 | 同時調理を意識する | 2つの具材を一緒にゆでるなど、“ついで”に調理することでガス代を節約 |
| 9 | 鍋底の水分は拭き取っておく | 鍋やフライパンを火にかける際は、あらかじめ底の水滴を拭き取っておくことでガスの使用量を減らせる |
| 10 | 調理方法を工夫 | ガス代の節約を意識するなら、炒め物がおすすめ（炒める＞蒸す＞煮るの順でガス代がかからない） |
| 11 | 揚げ物は避ける | 揚げ物はガスの消費が大きいため、節約を意識するなら避けた方が良い |
| 12 | 圧力鍋を活用する | 煮込み料理などガス代がかかりやすい調理方法であっても、圧力鍋や保温鍋を活用すれば調理時間を短縮できる |
| 13 | 中華鍋を活用する | 中華鍋は熱のとおりが早く均一に火が入るため、調理時間を短縮できる |
| 14 | 炊飯器を活用する | おかずの調理を炊飯器で行うなど、ごはんとセットで調理してしまう |
| 15 | 作り置きを意識する | 料理はまとめて作って冷凍保存しておく方が節約につながる |
| 16 | 解凍には冷蔵庫を活用 | 冷凍食品を調理する際は、あらかじめ冷蔵庫で解凍しておくことで調理時間を削減できる |
| 17 | 常温の水を使う | ペットボトルの水を使う際は、冷蔵保存ではなく常温のものを使う |
| 18 | 電気ケトルを活用する | お湯を沸かす際、ガスコンロではなく電気ケトルを活用した方が節約になる |
| 19 | IHヒーターを活用する | 卓上のIHヒーターを使えば、ガス代の節約になる（時間帯によってはガス代よりも電気代の方が安く済むため） |
| 20 | 石油ストーブを活用 | 煮込み料理の際に石油ストーブの天板を活用することで、ガス代の節約と暖房を同時に行える（冬場） |
お風呂・シャワー編
お風呂やシャワーのお湯の使い方に関するガス代の節約術は以下の通りです。
| 節約術 | 備考 | |
|---|---|---|
| 1 | お風呂の追い焚き回数を減らす | お風呂の追い焚き回数を1日あたり1回減らすことで、年間約6,000円の節約に |
| 2 | お湯の温度を低めに設定 | お湯の温度が高いほどガス代もかかるため、適温でお湯を張ることが大切（特に冬場） |
| 3 | シャワー・お風呂の使い分け | 一人暮らしの場合はシャワー、人数が多い家庭の場合はお風呂のお湯を張った方がガス代の節約になる |
| 4 | シャワーの出しっぱなしをやめる | シャワーは流しっぱなしにせず、こまめに止めながら必要な分だけ使うようにする |
| 5 | 節水シャワーヘッドを活用する | シャワーヘッドを節水用のものに切り替えることで、ガス代・水道代の節約になる |
まとめ｜やっぱり契約切り替えが一番オトク！
- ガス代の平均額は1人暮らしの場合で3,000円程度、2人暮らし以上の世帯では4,500円～5,000円前後
- ガス会社・プラン・支払い方法などの契約を見直すことで、ガス代を根本から節約できる
- よりガス代を安く抑えたい場合は、契約見直しに加え、日常にも様々な節約術を取り入れるのがおすすめ
ガス代を節約するなら、契約見直しによって根本から料金を抑える方法がおすすめです。
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