家族で生活していたときとは異なり、一人暮らしをはじめる際は水道光熱費の支払いを自分で行うことになりますが、相場や節約方法が分からないという方は意外と多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、一人暮らしにかかる平均的な水道光熱費とはいくらぐらいなのか、また水道光熱費はどう節約すれば良いのかといったポイントをご紹介。
そもそも水道光熱費とはどういったものなのか、その概要や料金の仕組みなども簡単にまとめているので、これから一人暮らしをはじめる予定の方はぜひ参考にしてみてください。
水道光熱費とは?定義を解説
まずは、水道光熱費とはどういった費用なのか、その概要と仕組みについて詳しく見ていきましょう。
水道光熱費とは
水道光熱費とは、生活に欠かせないエネルギー(電気・水・火など)の購入にかかる費用のことで、主に電気料金・水道料金・ガス料金の3種類があります。
これらのエネルギーは無料で無制限に使えるというわけではなく、使用した分の料金を電力会社・ガス会社・水道局(自治体)に支払わなければなりません。
例えば電気・ガスの両方を使う部屋と、オール電化のようにガスを使わない部屋とでは、当然ながら光熱費の合計金額に差が出てくるでしょう。
このように、部屋の設備・環境によって光熱費のバランスが変わってくるため、一人暮らしをはじめる際は、間取りだけでなく熱源・光源の種類などもチェックすることが大切です。
居住エリアで水道光熱費が異なる理由とは
水道光熱費の特徴として、居住エリアによって請求額に差があるという点が挙げられます。
基本的には都市部よりも地方の方が光熱費が高くなりやすく、その理由は人口密度の違いにあると考えられます。
人口密度の高い地域であるほどガス管などの供給設備を効率的に利用できるため、住民側の費用負担が分散され、世帯ごとの光熱費が抑えられるのです。
また水道料金については、水源となる湖や川が充実している地域とそうでない地域で差が見られます。
その他、北海道や東北のように寒い地域では灯油の消費が大きくなったり、沖縄のように年間を通して気温が高い地域では電気代が高くなりやすかったりと、地域の特性によって料金が変わるという点は覚えておくと良いでしょう。
実はこんなにかかってる?一人暮らしの平均額
続いて、単身世帯の水道光熱費の平均額について詳しく見ていきましょう。
なお当記事に掲載されているデータは、総務省が実施している家計調査(https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html)の2020年度の結果に基づいています。
また2人以上の世帯における水道光熱費の平均額については、別記事「水道光熱費の平均額はいくら?世帯人数ごとのデータと節約方法を徹底解説」にて紹介しているので、こちらも合わせてご参照ください。
電気料金
単身世帯における四半期ごとの電気料金の平均額とはいくらぐらいなのか?というデータを以下にまとめました。
1月~3月 | 6,535円 |
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4月~6月 | 5,916円 |
7月~9月 | 5,330円 |
10月~12月 | 5,135円 |
電気代については、エアコンを使う頻度の高い季節で高くなりやすい傾向にあります。
冬場の電気代が高くなるのは、温かい空気を冷やす(冷房)よりも、冷たい空気を温める(暖房)方が熱量の消費が大きいことが理由です。
秋から冬にかけての季節はエアコンを利用する機会が減るため、電気代も安くなります。
ガス料金
単身世帯における四半期ごとのガス料金の平均額とはいくらぐらいなのか?というデータを以下にまとめました。
1月~3月 | 3,333円 |
---|---|
4月~6月 | 3,155円 |
7月~9月 | 2,380円 |
10月~12月 | 2,533円 |
ガス代については、水が温まるまでに時間がかかる冬場の方が高い傾向にあります。
また夏場はシャワーだけで済ませる人も、冬は湯船で温まりたいということが多く、冬場はガス代の高騰に繋がりやすいと言えるでしょう。
水道料金
単身世帯における四半期ごとの水道料金の平均額とはいくらぐらいなのか?というデータを以下にまとめました。
1月~3月 | 2,076円 |
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4月~6月 | 2,305円 |
7月~9月 | 2,071円 |
10月~12月 | 2,242円 |
水道料金は季節による差があまりなく、年間を通して2,000円前後が平均額となりました。
毎日浴槽にお湯をためていたり、シャワーを出しっぱなしで使ったりしている人は平均よりも水道料金が高くなりやすいため、節約したい場合は使い方を工夫してみると良いでしょう。
光熱費の節約方法とは?おすすめは契約の見直し!
水道光熱費のように毎月かかる固定費については、正しく節約することで大きなコスト削減効果が見込めます。
最後に、一般的な光熱費の節約ポイントと、簡単にコストを削減できる“契約見直し”とはどういうことなのか、という点を詳しく見ていきましょう。
一般的な水道光熱費の節約方法
水道光熱費を節約するためのポイントとして、以下のようなものが挙げられます。
水道光熱費の節約ポイント | 具体策 |
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待機電力を減らす | 不要なコンセントを抜いておく など |
電気機器の仕様効率を高める | エアコンの掃除・遮光カーテンの取り付け など |
水の使用量を減らす | 洗面所やお風呂での“流しっぱなし”をやめる・お風呂の湯量を少し減らす・入浴時間が空くときはフタをする・節水シャワーヘッドを取り付ける・残り湯を洗濯に再利用する など |
光熱費を根本から節約するなら“契約見直し”がおすすめ
現在は電力・ガスが全面的に自由化されたことで、非常に多くの電力会社・ガス会社から契約プランを選択できるようになっています。
地域の大手電力会社・ガス会社でしか契約できなかった時代とは異なるので、これまで一度も契約を見直していないという場合は料金プランの適正化を図ってみるのがおすすめです。
この方法なら光熱費を根本から安くすることができるため、コンセントを抜いたり水の使用量を減らしたりといった“コツコツ作業”が苦手な方にとっても魅力的な方法と言えるでしょう。
株式会社ミナオスでは、電気・ガス・水道料金の見直しと最適化案の提案を実施しており、多くの家庭・事業所で固定費削減の実績をあげています。
まずは見直しのシミュレーションだけでも対応可能ですので、光熱費を安くしたいとお考えの方はぜひ一度ミナオスへご相談ください。
まとめ
- 水道光熱費とは生活に必要なエネルギーの購入費用のことで、電気代・ガス代・水道代の3つの総称
- 一人暮らしの場合、電気代約5,000円・ガス代約2,000円・水道代約2,000円が平均額となる
- 水道光熱費を簡単に節約したいのであれば、契約会社・プランを見直すという方法がおすすめ
契約方法を見直すやり方であれば、電気や水の使用量を減らすという“ガマン”が必要な節約術とは異なり、根本的な料金の削減を実現できます。
ミナオスなら電気・ガス・水道にかかる料金を総合的に見直し・最適化することができますので、固定費の削減でお悩み方はぜひ一度お問い合わせください。