これから一人暮らしを始める方は、家具や家電の購入といった引越しに伴う費用だけでなく、電気・ガス・水道などの水道光熱費に対する意識も高めておくことが大切です。
この記事では、一人暮らしの家庭における平均的な水道光熱費と、水道光熱費を節約するためのコツをご紹介。
無理なく水道光熱費を節約できる“契約見直し・最適化”のやり方も解説しているので、一人暮らしをはじめる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの光熱費は平均いくら?統計データを見てみよう
まずは、総務省が実施している家計調査(https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html)の2020年度の結果をもとに、一人暮らし世帯における四半期ごとの水道光熱費をご紹介。
一人暮らしを始めたときに、電気・ガス・水道料金がいくらぐらいかかるのかを知っておきましょう。
なお2人以上の世帯における水道光熱費の平均額については、別記事「水道光熱費の平均額はいくら?世帯人数ごとのデータと節約方法を徹底解説」にて紹介しているので、こちらも合わせてご参照ください。
一人暮らしの水道料金
一人暮らし世帯における四半期ごとの水道料金の平均額は以下の通りです。
1月~3月 | 2,076円 |
---|---|
4月~6月 | 2,305円 |
7月~9月 | 2,071円 |
10月~12月 | 2,242円 |
一人暮らしの場合、水道料金の平均は年間を通して2,000円前後となっており、季節による差が少ない費用だと言えます。
平均と比較して水道料金が高い場合は、お風呂やキッチンでの水の使い方を見直してみると良いでしょう。
水道料金の節約術は次章で詳しく紹介しているので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
一人暮らしのガス料金
一人暮らし世帯における四半期ごとのガス料金の平均額は以下の通りです。
1月~3月 | 3,333円 |
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4月~6月 | 3,155円 |
7月~9月 | 2,380円 |
10月~12月 | 2,533円 |
ガス代は夏よりも冬場の方が高くなりやすい傾向にあります。
これは、夏と比べてお風呂の設定温度が高くなることや、温かい飲み物を飲むためにお湯を沸かす機会が増えることなどが理由として挙げられるでしょう。
またガス料金については、居住先の物件が都市ガスとプロパンガスのどちらを利用しているかによっても金額に大きな差が出る場合があります。
一人暮らしの電気料金
一人暮らし世帯における四半期ごとの電気料金の平均額とはいくらぐらいなのか?というデータを以下にまとめました。
1月~3月 | 6,535円 |
---|---|
4月~6月 | 5,916円 |
7月~9月 | 5,330円 |
10月~12月 | 5,135円 |
電気代に関しても、夏よりも冬場の方が高くなりやすい傾向にあります。
夏場はエアコンなどの冷房機器の使用頻度が高まるため電気代も高くなると思われがちですが、実際は冷房よりも暖房を使用する時期の方が電気代が高くなるのです。
これは、温かい空気を冷やすよりも、冷たい空気を温めるときの方が熱量の消費が大きいことが理由です。
また冬場は日照時間が短くなるため、日当たりの良い部屋でも電気を付ける時間が長くなりやすい点なども電気代が高騰する理由の1つになっていると言えるでしょう。
一人暮らしの家庭で簡単にできる節約術を紹介
続いて、一人暮らしでの水道光熱費を安く抑えるための節約術をご紹介。
簡単にできる節約術をまとめているので、水道光熱費にお金をかけたくないという方はぜひ参考にしてみてください。
水道代の節約術
水道代の節約ポイント | 具体策 |
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トイレの使い方の工夫 | 水を流すときは「小」を選択する・最新式のトイレに買い替える など |
水の無駄遣いをなくす | 出しっぱなしをやめる・節水用シャワーヘッドに交換する など |
残り湯の再利用 | お風呂の残り湯を洗濯や掃除に再利用する など |
ガス代の節約術
ガス代の節約ポイント | 具体策 |
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お風呂利用の工夫 | お風呂やシャワーの設定温度を下げる・湯船のお湯を少し減らす など |
調理における工夫 | 短時間で調理できるメニューを選ぶ・圧力鍋を活用する など |
ガス契約の見直し(おすすめ) | ガスの種類変更・新ガス会社への切り替え など |
電気代の節約術
電気代の節約ポイント | 具体策 |
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待機電力を減らす | 使っていない家電製品のコンセントを抜く など |
電化製品の手入れ | エアコンフィルターの掃除 など |
電気契約の見直し(おすすめ) | 契約アンペアの変更・新電力への切り替え など |
光熱費を安く抑えたいなら物件選びも重要
前述した節約術は、実際に一人暮らしをはじめてから意識するポイントが主になっていますが、水道光熱費の基本料金となる部分を節約したいのであれば、引越し前の物件選びも重要です。
なぜかというと、電気・ガス・水道の利用状況が全く同じだったとしても、物件によって光熱費の負担額が異なってくるためです。
以下は水道光熱費が高くなりやすい物件の特徴になります。
プロパンガスを採用している物件
一般家庭で利用できるガスには、都市ガスとプロパンガスの2種類があります。
地域や使用状況によっても異なりますが、通常は都市ガスよりもプロパンガスの方が料金が高く、場合によっては2倍近くの差が生じることも。
物件選びで迷った場合は、都市ガスを利用している物件を選ぶようにすると良いでしょう。
設置されている家電が古い物件
一人暮らしをする際は、あらかじめ家具・家電が備え付けられている物件を契約するケースも珍しくありません。
この備え付けの設備が古い型の場合は、新品の家電と比較してエネルギー効率が低く、余計に電気代やガス代がかかってしまう可能性が高いため注意が必要です。
内見の際に設備の製造年を確認し、あまりに古い設備を利用している場合は別の別件を検討するなどの対応が求められるでしょう。
外気の影響を大きく受ける物件
気密性の低い木造住宅や、大きな窓ガラスが設置された物件などは外気の影響を受けやすく、温度調節のためのエネルギー消費量が大きくなりやすい点はデメリットと言えます。
一人暮らしの物件はデザイン重視で選びたいという方も、二重サッシになっている物件など、ある程度の外気対策が施されている物件を選ぶようにしましょう。
知ってた?一番簡単な光熱費の節約方法
すでに一人暮らしを始めている場合は、契約中のプランや会社を見直してみるという方法もおすすめです。
2016年に電力、2017年にガスの小売りが全面自由化され、現在は電力会社・ガス会社を消費者側で任意に選択できるようになりました。
これによって、必ずしも大手電力会社・大手ガス会社を利用する必要がなくなったため、契約見直しによる水道光熱費の節約効果も大幅に向上しています。
とはいえ、新電力・新ガス会社の数は非常に多く、自分にとって最適なプランを探すのが困難な場合もあります。
このような場合は、自分で契約会社を探すだけでなく、プロの見直し業者に依頼してみるのがおすすめ。
株式会社ミナオスでは、一般家庭向けに水道光熱費の見直しおよび最適化の提案を行っています。
実際に水道光熱費の大幅な削減に成功した事例もあり、多くのご家庭・事業所さまから評価を得ています。
見直しによる料金の違いをシミュレーションするだけでも構いませんので、水道光熱費の節約方法でお悩みの方は一度ミナオスまでご相談ください。
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まとめ
- 一人暮らしにおける水道光熱費の平均額は、電気代5,000円・ガス代2,000円・水道代2,000円程度
- 水道光熱費を抑えたいなら、電気や水の無駄遣いをやめることだけでなく、引越し前の物件選びも重要なポイントになる
- より簡単に水道光熱費を節約したい場合は、契約中のプラン・会社を見直すという方法がおすすめ
電気・ガス・水道代を合わせると、一人暮らしにかかる毎月の水道光熱費は約1万円程度と、決して安くありません。
しかし契約方法を最適化できれば、この水道光熱費を1万円以下に抑えることも可能です。
これから一人暮らしをはじめる方も、すでに一人暮らしをしている方も、適切な契約ができているか不安という場合はぜひ一度ミナオスまでご相談ください。
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