電力料金は毎月必ず発生するコストの1つであるため、定期的な見直しと改善が欠かせません。
この記事では、主に低圧電力(動力)プランの特徴と活用メリット、そして低圧電力の見直し方法について解説していきます。
電力料金の見直し方や、コスト見直しにおすすめのサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも低圧電力(動力)プランって?
「低圧電力(動力)プラン」は、電力会社が提供する業務用機器向けの電力プランの1つで、契約電力が50kW未満のものを指します。
まずは、一般的な電力プランである「従量電灯プラン」と比較した場合の、低圧電力(動力)プランのメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリットは電気料金の安さ
低圧電力(動力)プランの大きな特徴は、電気の使用量によって電力料金が左右されることがないという点です。
一般的な従量電灯プランでは、電気の使用量が一定値を超えた場合に、電力料金の単価が上昇する仕組みになっています。
一方、低圧電力(動力)プランの場合は電気をどれだけ使用しても電力料金の単価が変わらないため、電気の使用量が多い店舗や事業所においてコスト削減のメリットが期待できるのです。
低圧電力(動力)プランのメリットや活用シーンについては以下の記事でも解説しています。
電力自由化により、更に安く契約できる可能性ができた
これまで、一般家庭や低圧電力の対象となる店舗・事業所における電気は、各地域の電力会社(東京電力・関西電力・中部電力など)だけが販売を行っており、任意の電力会社を選ぶことはできませんでした。
しかし、2016年に電気の小売が全面的に自由化され、一般家庭や低圧電力の対象となる店舗・事業所についても、電力会社やプランを自由に選択できるようになりました。
これにより、事業の形態や価値観に応じた電力プランの契約が可能となり、従来よりも安い料金で電気を使用できる可能性が増えたのです。
最初の契約から1度も見直しを行っていないという場合は、これを機に見直してみるのが良いでしょう。
低圧電力で電気料金の見直しをするには?方法を解説
電力自由化で契約する電力会社を任意に選べるようになったことで、すでに低圧電力(動力)プランを契約している場合でも、更に料金を下げられる可能性があります。
続いて、電力プランの見直しを行う方法とシミュレーションのポイントについて詳しく見ていきましょう。
契約電力の算定や試算が必要
契約電力の決め方には、「主開閉器契約」と「負荷設備契約」の2種類の算定方法があります。
契約見直しの際は、現在の契約の算定方法を確認したうえで、検討プランの料金と比較することが大切です。
主開閉器契約
契約主開閉器(ブレーカー)の容量(定格電流値)に基づいて契約電力を決定する算定方法です。
複数の電気機器が設置されており、それぞれの稼働率が低い場合、また複数の機器を同時には使用しない場合などに適した契約となります。
負荷設備契約
使用する電気機器をあらかじめ設定し、その総容量に基づいて契約電力を決定する算定方法です。
特定の電気機器を長時間稼働させるような場合に適した契約となります。
現在の利用明細をもとにシミュレーション
低圧電力(動力)プランへの切り替えを検討する場合は、年間の料金でシミュレーションを行うのがおすすめ。
従量電灯プランと異なり、低圧電力(動力)プランは夏季とその他の季節で電力料金の単価が変動するため、正確なシミュレーションを行うには年間(月ごと)での試算が求められるでしょう。
また、月によって電気の使用量が変わる場合、電気を全く使わない月があるといった場合には、最低料金を踏まえた比較も行っておくと良いでしょう。
電気料金の見直しやコスト削減はプロにお任せください!
電力料金の見直しを行う際は、算定方法や利用明細に基づいた電気料金の試算・シミュレーションが必要となるため、どうしてもある程度の時間と手間がかかります。
そこで、効率的に料金の見直しを行う方法として、プロの見直し業者へ依頼する方法をご紹介。
ここでは「株式会社ミナオス」のサービス内容や事例をまとめているので、料金の見直しをお考えの企業様はぜひチェックしてみてください。
【ミナオス】のサービスの流れ・コスト削減事例
ミナオスでは、以下の流れで電気料金の見直し・適正化を実施しています。
- 明細の受領・試算作成
- 試算結果の報告・適正化のご提案(ここまで無料)
- 契約
- 各供給会社への委任状受領
- 供給会社との協議
- 申請書類の作成
- 電気メーターの交換(必要に応じて)
- 単価切り替えの報告
- 成功報酬の請求・サービス修了
また過去には以下のようなコスト削減の成果を出しており、確かな実績もあります。
事例 | 導入前コスト | 導入後コスト | 年間のコスト削減額 |
---|---|---|---|
老人ホーム(70床) | 8,839,000円 | 8,429,000円 | 410,000円 |
オフィスビル(社員500名規模) | 48,700,000円 | 48,230,000円 | 470,000円 |
病院(417床) | 19,330,000円 | 17,710,000円 | 1,620,000円 |
施設の規模などによって削減できる費用の大きさは異なりますが、電気料金の見直しによって年間100万円以上のコスト削減も可能です。
【ミナオス】なら総合的な料金見直しが可能
ミナオスでは、電気料金の見直しだけでなく、ガス・水道・固定資産税・ビルメンテナンス費といった様々な固定費をまとめて見直すことができます。
全体のコストを見直し適正化することで、年間で1,000万円近いコスト削減に成功した事例もあります。
健全な事業運営においてコスト削減は欠かせない作業ですので、電気料金をはじめ各費用の見直し・適正化でお悩みの企業様はぜひミナオスまでご相談ください。
まとめ
- 電力の小売自由化に伴い、電力会社・プランの見直しによるコスト削減効果を期待できるようになった
- 電力料金の見直しを行う際は、算定方法・利用明細に基づいた料金の試算が不可欠
- 電力料金の見直し・適正化はプロの見直し業者へ依頼する方法がおすすめ
株式会社ミナオスでは、20年以上の経験を持つコンサルタントが料金の見直し・適正化を行っています。
コスト適正化は初期投資なしで利益を生みだす理想的な手段ですので、ぜひこの機会に見直しを行ってみてはいかがでしょうか。
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